普代村文化講演会

 来たる9月14日(日)に、岩手県下閉伊郡普代村において、文化講演会「詩と歌でつながる、ふだいと百年前の賢治の世界」が開かれます。
 当日は、私が「百年前、賢治は三陸で何を思ったか─1925年三陸旅行中の作品を読む─」と題した講演をさせていただき、地元の「てぼかい合唱団」によって、合唱曲「発動機船 一」のお披露目も行われます。
 下のチラシは、クリックしていただくと拡大表示されます。

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日時:2025年9月14日(日) 14時開始(13時半開場)
場所:普代村自然休養村管理センター
参加費:無料(当日直接会場へお越し下さい)
主催:普代村教育委員会
後援:宮沢賢治学会イーハトーブセンター、三陸ジオパーク推進協議会
問合せ:普代村教育委員会 生涯学習係

 普代村は、岩手県三陸沿岸の北部にあり、広大な岩手県の市町村の中では、面積が一番小さく、人口も一番少ない、かわいい村です。北緯40度線が村の中央部を通っていることから、「北緯40度東端の地球村ふだい」をキャッチフレーズにしており、また海の青と空の青が格別に美しいことから、「青の国ふだい」とも名乗っています。

 三陸の海や川で獲れる、ウニ、タコ、イカ、昆布、ワカメ、イクラ、鮭など、新鮮で美味しい産物が何より魅力で、これらは、ふるさと納税の返礼品としても人気です。

 普代村内には、賢治の「敗れし少年の歌へる」詩碑と、「発動機船 一」詩碑が、建てられています。私は地元の合唱団の方のご依頼で、二つの詩に曲を付けさせていただいたのですが、それがご縁で、この春に「普代村地域づくりアドバイザー」というお役目を拝命することになりました。その役割を果たす一環として、今回の講演会とミニコンサートが開かれることとなったのです。

 講演では、ちょうど今年で百周年にあたる1925年1月に、賢治が三陸を旅行した際に書いた作品(および当時の体験をもとに後日書いた作品)である、「異途への出発」、「暁穹への嫉妬」、「敗れし少年の歌へる」、「〔鉛のいろの冬海の〕」、「発動機船 一」、「発動機船 第二」、「発動機船 三」、「旅程幻想」、「」を順番に読んでいき、当時の賢治はいったいどんな思いを持ってこの旅をしていたのか、考えてみようと思います。その中には、先日の「北三陸の乙女たち」という記事に書いた事柄も、入ってくるでしょう。

 再来週には、久しぶりに合唱団の皆さまにお会いできるのも楽しみです。もう10年ぶりくらいになるでしょうか……。

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