7月26日の賢治学会夏季セミナーが終了すると、イーハトーブ館からみんなでバスに乗り、懇親会会場のマルカンビル大食堂に移動しました。夜の7時頃になると、ビル6階の窓からは、鮮やかな夕焼け空が見えました。
大食堂を借り切って行われた懇親会では、「ナポリカツ」「夜来香の餃子」など、この食堂の名物料理も出てきて楽しませてくれました。そしてあのソフトクリームも、グラスに入った形ながら、最後のデザートとして饗されました。
憧れの萩京子さんとはお隣の席になって、この時のために持参した萩さんの楽譜にサインをいただけたのが、一生の思い出です。
夏季セミナーの「ミニ・コンサート」で桜台合唱団が歌って下さった「五がつははこだてこうえんち」のDTM演奏を、記念にここに貼っておきます。これは、賢治の「凾館港春夜光景」の一節に、萩さんが曲を付けたものです。
五がつははこだてこうえんち
宮澤賢治作詩・萩京子作曲
……五がつははこだてこうえんち、
えんだんまちびとねがひごと、
うみはうちそと日本うみ、
りゃうばのあたりもわかります……
夜ぞらにふるふビオロンと銅鑼、
サミセンにもつれる笛や、
繰りかへす螺のスケルツォ
あはれマドロス田谷力三は、
ひとりセビラの床屋を唱ひ、
高田正夫はその一党と、
紙の服着てタンゴを踊る
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