私が、賢治の詩碑や歌碑が新たにできたと耳にしたら、とにかく現地を訪ねてみたり、このサイトに「石碑の部屋」というコーナーを作ったりしているのは、理由はわかりませんが、昔から何となく「石碑」というものが好きだったからだろうと思います。子供の頃から、道ばたに何か碑のようなものが建っていると、とりあえず立ち止まって、そこに何が書いてあるのか、読んでみようとしていました。たいていは子供には読めない文字ばかりだったのですが・・・。
そんなことをしていた理由はわかりませんが、何かそこには昔の不思議な言葉が書いてあって、秘密が隠されているとでも思っていたんでしょうかね。
そのようないきさつがあって、当サイトには「石碑の部屋」があるのだと思います。たまたま、「賢治が好き」ということと「石碑が好き」ということが、偶然私の中で同居していたからのようで、その事情は、たまたま私が「賢治が好き」ということと「音楽が好き」ということが同居していたので、当サイトに「歌曲の部屋」が存在しているのと同じことなのでしょう。
それにしても、今でも別に賢治の詩碑でなくても、通りがかりに石碑らしきものがあると何となく近づいていっていまう習性があるのは、いったいどうしたもんでしょうw。
ということで、この11年あまり、賢治に関する碑のようなものがあると聞くたびに見学に行って写真にしたため、「石碑の部屋」にアップしていたのですが、今年になってから訪れた碑は、いろいろと忙しいことを口実に、まだちゃんと整理ができていませんでした。
そこで本日の日曜を利用して、今年見てきた碑を3つまとめてアップしました。下記のページです。まだ今年のことなのに、今から見るともう何となく懐かしいような感じがしてしまいます。
- 「ポラーノの広場」碑 (塩竃市 「シオーモの小径」)
- 「阿武隈の岸」歌碑 (福島市 御倉邸内)
- 「日詰の駅のさくらばな」歌碑 (紫波町日詰駅前)
mishimahiroshi
石碑。私も若い頃賢治の碑をいくつか回ったことがあります。その後、膨大に増えていますね。
したがって「石碑の部屋」は大変な作業です。ひたすら敬意を表すのみです。
蝉しぐれ詩の碑の冷たさよ
これは19歳の時に花巻の桜の詩碑で作った俳句です。改めて今読んでもマアマアの出来ですな。
それにしても短歌は恋を詠むには実に適した詩型と思います。今回のエントリーで再確認させていただきました。
signaless
「何かそこには昔の不思議な言葉が書いてあって、秘密が隠されている」…というのは素敵ですね。
これらの詩碑は、なんだか一緒に見に行ったような気がしてしまうのですが…w。いえ、いつか本当に見に行きたいと思います。
hamagaki
mishimahiroshi さん、signaless さん、いつもありがとうございます。
賢治関連の碑も、この10年でもほんとに増えました。現在、当サイトに載せているのだけで129個です。これ以外にも、あるとわかっていながらまだ見に行けていないものがさらにいくつかあるんですよね~。
signaless さん、これらの碑は、私もご一緒に見に行ったような気分です。
mishima さん、「蝉しぐれ詩の碑の冷たさよ」、いいですねぇ。こんど賢治詩碑に行った時には、口ずさんでみます。