少し前に、旭川の石本裕之さんからご連絡があり、朝日新聞札幌支局から取材を受けて、賢治に関する記事が近々紙面に掲載されるとのことでした。
このたび1月10日付けで、その記事が Web 上でも見られるようになっていました。
これは、新年企画【先人からの伝言】という連載記事の一環で、今年の7月に「洞爺湖サミット」が開かれることと関連させ、北海道にゆかりのある先人たちを取りあげて、その言葉や人生の軌跡から、現代の北海道への「伝言」を聴こうという試みです。
今回、その第8回として取りあげられたのが、「宮沢賢治」でした。賢治は、北海道へは旅行で3度訪れただけでしたが、クラーク博士や知里幸恵などと並んで、今回の企画の「先人」の一人の選ばれたのです。背景には、「北海道の賢治」に関する、石本さんたちのこれまでの粘り強い研究やPR活動の成果もあったでしょう。
記事には、詩「札幌市」や「オホーツク挽歌詩群」の話題、一昨年に廃線となった北見の「ふるさと銀河線」の話題などがあり、美しい写真も掲載されています。
Web 版の新聞記事は、こちらから見られます。
コストコ
読んでいると時間を忘れてしまいます。
また読ませてもらいますね。
よろしくお願いします。
雲
ありがとうございました。
北海道の広大さは、悲しみを包み込むのでしょうか。
なかなか、そこまで、行けない者にとっては、うれしい限りです。
「銀河鉄道の夜」は、賢治の総決算に感じます。
もし、最晩年でなければ、体がもう少し、元気であれば、変わっていたのかもしれない。そんな気が、少し、いたします。
塩見洋
産経新聞が出している産経エクスプレス(地域限定版)でも、14日から啄木と賢治をとらえた連載が始まったようです。Webでは公開されておりませんが…。
hamagaki
>コストコ様
はじめまして。コメントをありがとうございます。じっくりとお読みいただけたとは、光栄に存じます。今後とも、よろしくお願い申し上げます。
>雲様
「体がもう少し元気であれば、変わっていたかもしれない」というのは、本当にそんな気がします。
>塩見様
やはり「賢治」ネタは、新聞社のオピニオンを越えて、人気があるんでしょうか。探してみると、「産経エクスプレス」の今日のサンプル紙面だけは、Web で見ることができました。「詩(うた)物語 啄木と賢治」というタイトルで、月~金の連載だそうですね。
この新聞は、私はこれまで知らなかったのですが、なかなかかっこいい紙面ですね。
貴重な情報を、ありがとうございました。
雲
体の健康は、左右される気がします。
少し、病弱だったから、透き通った心を持てたのだろうか、と、思っております。
どうなんでしょう。
体の限界が先か、心の健康が先か、介護に関する事件や、不自然な殺人事件をニュースで知ると、怖いと同時に、疲れてたのかなあと、思ってしまいます。
どっちが、疲れていたのだろう。
もう、両方だったのだろうか。
広大な風景や、美しい風景や風は、心にも、透き通った風が吹くように、すっとするのに。
HAMAGAKIさん、いつも、ありがとうございます。