コンサートのお知らせです。
今月末の9月30日と、来月10月27日に、賢治の詩にもとづいた合唱曲ばかりを集めた演奏会が、それぞれ京都と大阪で開かれます。
・9月30日(日)京都府立府民ホール「アルティ」 17:00開演
鈴木憲夫:混声合唱組曲 「永久ニ」
高田三郎:混声合唱組曲 「心象スケッチ」より「水汲み」
鈴木輝昭:混声合唱のための組曲 「原体剣舞連」
童声(女性)合唱とピアノのための 「イーハトーヴ組曲」より
千原英喜:混声合唱組曲 「雨ニモマケズ」(世界初演)
・10月27日(土)いずみホール 18:00開演
木下牧子:合唱とオーケストラによる 「原体剣舞連」
千原英喜:器楽アンサンブルと混声合唱のための 「原体剣舞連」(世界初演)
林 光 :「海だべがど」 (「高原」合唱版)
「星めぐりの歌」 (ヴァイオリンオブリガート付)
「冬と銀河ステーション」
「鳥のように栗鼠のように」
西村 朗 :同声三部合唱とピアノのための組曲 「永訣の朝」より
前売券は、チケットぴあで扱っています。
演奏は、当間修一指揮による「大阪コレギウム・ムジクム」で、常田富士男さんの朗読も入るようです。
どちらのプログラムにも、「世界初演」が一曲ずつ入っているようですが、ほかならぬ賢治の詩なのですから、「銀河初演!」とか「宇宙初演!」なんて銘打ってもよかったのに、などと思ったりします。
当サイトの「歌曲の部屋 ~後世作曲家篇~」にアップした曲も、いくつか入っていますね。鈴木輝昭氏の「イーハトーヴ組曲」からは、「星めぐりの歌」「ポラーノの広場」が歌われるようで、楽しみです。
私は、できれば両方とも聴きに行きたいと思っています。
toyoda
素敵な演奏会ですね。私は、千葉に住んでいるので前年ながら聴きに行くことが出来ません。歌曲は、当たり前のことですけど、メロディと歌詞の関わりが、とても興味深いものです。
東京でも演奏会をやってくれないでしょうか?
hamagaki
toyoda 様、お久しぶりです。
今日、「宮沢賢治の世界 その一」京都公演を聴きに行ってきました。
よく室内楽の演奏会などに使われる、小ぢんまりとした、「木」を基調としたホールであったのですが、磨き抜かれた合唱団員の歌声と、指揮者の「熱さ」が伝わってくるような演奏会でした。「世界初演」だった混声合唱組曲「雨ニモマケズ」も、伸びやかで親しみやすい曲でした。
「メロディと歌詞の関わり」が、自然で、エネルギーを帯びているかのようでした。
ところで配布されたプログラムを見ると、2008年3月16日(日)に、「第一生命ホール」において、第14回東京定期公演 「声と弦 その魅力の饗宴」という演奏会予定が掲載されていました。そのプログラム内容はまだわかりませんが、残念ながら宮沢賢治関係ではないのかもしれません。