謹賀新年

鏡餅 あけましておめでとうございます。いま私のいる四国では、とてもおだやかな気候の年越しです。

 昨年という年は、1月の三陸行と普代村における様々な出会いに始まり、 3月にメインページのブログ化、5月には花巻から丹藤川の石碑探訪、 7月には札幌における賢治学会セミナーへの参加、 そして10月には普代村における「敗れし少年の歌へる」のコンサートと、 私にとっても盛りだくさんな1年でした。

 ブログという形式にあらためても、記事の更新はせいぜい週に1~2回が関の山でしたが、 それでも私の方にも何かちょっとは中身のあることを書かなくてはという意識が生まれて、カテゴリーで言えば「作品について」 に属するような事柄を書く機会が、昨年よりも増えました。
 何よりも最大の変化は、読んでくださった方々からいろいろとコメントをいただけるようになったことです。おかげさまで、 私にとっては大変に勉強になりました。

 この1年間に、直接お出会いした皆さま、当サイトにコメントやトラックバックをいただいた方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
 また本年も、よろしくお願い申し上げます。


 さて本日は、新年を記念して、鈴木輝昭作曲の合唱組曲『イーハトーヴ組曲』から、第一曲「星めぐりの歌」の演奏を VOCALOID にて作成してみましたので、お聴きいただければ幸いです。「歌曲の部屋 ~後世作曲家篇~」の、 「鈴木輝昭「イーハトーヴ組曲」 より」のページに載せてあります。
 もともとはオペラ「双子の星」の中の主要動機となる旋律だったとのことですが、後に作曲者によって、 独立した合唱曲に転生させられたものです。賢治作曲の素朴な歌とはまた違った雰囲気で、 最初はグレゴリオ聖歌のような無伴奏のユニゾンで歌い出されます。
 本日、これを同時に podcasting でも公開しました。MP3版は、下記からも直接お聴きいただけます。

鈴木輝昭「星めぐりの歌」(MP3: 3.65MB)