宮沢賢治生誕130年(続)

 今年は宮沢賢治生誕130周年ということで、お正月にその記念イベントをご紹介する記事を掲載しましたが、その後これら以外にも、賢治生誕130周年を期した催しのお知らせをいただきました。

 この2月6日~14日に、紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで行われる、劇団民藝の公演「風紋─この身はやがて風になりても」です。

風紋 ―この身はやがて風になりても―
劇団民藝公演「風紋─好みはやがて風になりても―」ちらし

 その「あらすじ」には、次のようにあります。

あらすじ
岩手軽便鉄道の終着駅である仙人峠の駅舎兼旅籠。北上の山並みの彼方に、鉄工所の光と美しい太平洋が望める場所だ。当時ここから釜石側の大橋駅までは九十九折れの険しい山道を3時間以上歩かねばならず、みちのく屈指の難所であった。
1933年7月30日夕刻、荒天。仙人峠駅舎の主人たちは最終列車の乗客たちを迎え入れる。その大雨の中、意識不明の男がベンチに倒れていた。男の所持品から宮澤賢治という名前がわかった。この嵐で土砂が崩れ峠道は封鎖。先を急ぐ旅人たちは旅籠で幾日か立ち往生の羽目になる。
いっぽう高熱にうなされる賢治の前に、かつて亡くした妹トシや親友の保阪嘉内が現れて……。

 1933年7月30日は、賢治の死の約2か月前です。「旅先で倒れてしまう」というと、この2年前に東京に出張した賢治が、神田の旅館でやはり高熱を出して動けなくなり、遺書まで書いたというエピソードを思い出しますが、この劇では賢治の前に、亡き妹トシや保阪嘉内が現れるという……。
 私もこの公演にはとても興味を惹かれていて、2月の第2週に東京に行けないものか、スケジュールを考えています。

 あともう一つ、こちらは賢治生誕130周年というよりも、神戸宮沢賢治の会の設立30周年を記念した、「THE ROAD OF KENJI 銀河の道しるべ」という催しです。会を主宰する川崎貴さんは、昨年「宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞」を受賞されました。

THE ROAD OF KENJI 銀河の道しるべ

 内容は、講演会・影絵+人形劇・ジャズ演奏と盛り沢山で、講演は2021年の宮沢賢治賞を受賞され、現在宮沢賢治学会イーハトーブセンター副代表理事の、信時哲郎さんです。3月28日(土)に、神戸市の須磨パティオホールで開催されます。
 入場無料で、申込みも不要という、有り難い企画です。