タピング=Topping

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 山梨の「アザリア記念会」の向山さんから、会報『アザリア』第参号や広報『にらさき』、その他の資料を送っていただきました。どうもありがとうございました。

 ところで話はかわって、賢治の文語詩「岩手公園」に、「タピング」一家のことが出てきますが、私はこの「タピング」の綴りは、『新宮澤賢治語彙辞典』にも‘Tapping’と書かれているので、そうとばかり信じこんでいたのですが、実際には‘Topping’だったんですね。
 下に、多磨霊園にあるタッピング一族のお墓のページへのリンクを載せておきます。

 ヘンリーが「老いしタピング」、ジュヌヴィエーヴは「老いたるミセスタッピング」、ウィラードはその長男で「大学生のタピング」です。「なが姉」のヘレン・タッピングも、盛岡中学で英語を教えていたのだそうですね。ヘンリーの生年も、墓碑には1853年と書かれていますが、1857年説がけっこうあるようです。
 それにしても、タッピング一族と日本との関わりは、ちょっと見てもいろいろと興味深いことがあります。

 それについては、またいずれもう少し調べてみたいと思います。


「岩手公園」詩碑