以前から作りかけて放置していた「月夜のでんしんばしらの軍歌」
のヴォーカロイド版を、とりあえず作り上げて「歌曲の部屋」にアップしました。
行進の足音も入れてみました。
ここで使っている歌声データはもともと女性歌手(拝郷メイコさん)のものなので、男声を合成すると、
どうしてもちょっと無理がでてしまいます。
次に歌曲データを作れるのは4月下旬以降になると思いますが、こんどは、「剣舞の歌」を‘清六さん風’ に歌ったものができないかと考えています。剣舞のお囃子のようなのも入れたいのですが、なかなか資料がなくて難しいですね。
つめくさ
ドッテテ ドッテテ 拝聴しました。
ところで、「月夜のでんしんばしら」
に関するお勧めの評論をご教示くださいませんか。
hamagaki
つめくさ様、歌曲ファイルをお聴きいただき、ありがとうございます。
私などが、評論をご紹介するなどおこがましいかぎりですが、「月夜のでんしんばしらの」について、いま手もとにある本からはとりあえず
谷川雁『賢治初期童話考』所収の「月夜のでんしんばしら」、
別役実『イーハトーボゆき軽便鉄道』所収の「汽車の中の月夜―『月夜のでんしんばしら』」
などが思い浮かびました。
前者は、「二本腕木」と「六本腕木」の電信柱の位置関係に関する考察や、「北へ行進する」電信柱と日本のシベリア出兵の関係、その他いろいろ興味深い視点が盛り込まれていて、私はとても勉強になりました。
別役実さんの方は短い文章ですが、最後に出てくる汽車の電気が消えていたことの意味について踏み込み、独特の味がありました。
またいろいろとお教え下さい。