大槌町で講演「宮沢賢治のグリーフ・ワーク」

 来たる5月4日(祝)に、岩手県の大槌町で、「宮沢賢治のグリーフ・ワーク」と題した講演をさせていただくことになりました。下記が、そのチラシです。

大槌宮沢賢治研究会講演会チラシ

大槌宮沢賢治研究会 講演会(参加費無料・予約不要)
「宮沢賢治のグリーフ・ワーク」
   ―最愛の妹トシを亡くした後の心の軌跡を作品でたどる―
日時: 平成28年5月4日(水・祝日) 14時―16時

主催: 大槌宮沢賢治研究会 ベルガーディア鯨山
後援: 大槌町 大槌町教育委員会 NPO法人心の架け橋いわて

 場所は、大槌町吉里吉里にこの4月にできたばかりの「Remenber HOPE 浪板海岸ヴィレッジ」というところです。地図では下のマーカーの場所で、「三陸花ホテルはまぎく」のすぐ北隣の浜辺にあります。

 今回のお話は、大槌で「風の電話」を運営しておられる佐々木格さんからお受けしたもので、たまたま私が今度の連休に三陸方面に行くので、また佐々木さんのところにお邪魔してもよいかとお聞きしたところ、「それならついでに講演も」というご依頼を頂戴しました。
 内容としては、昨年11月に「第7回 イーハトーブ・プロジェクトin京都」で、竹崎利信さんの「かたり」とともにお届けしたものを、今度は私一人の「講演」という形式で行います。

 佐々木格さんが、先の震災・津波で大切な人を亡くした方々のために、「風の電話」によって提供しておられる活動も、一つの「グリーフ・ワーク」であると言えますが、一人の人間としての宮沢賢治が、かつてどんな「グリーフ・ワーク」の道を歩んだのかということを、大槌の皆さんと一緒にたどってみたいと思います。
 私自身が、直接的に地元の方々の力になる、ということまではなかなかできないと思いますが、宮沢賢治という「先達」が、経験し、苦しみ、考えたことの中に、少しでも参考としてお役に立つことがあれば・・・と思っています。