これまで宮澤賢治の詩にもとづいた多くの合唱曲を作曲・初演してきた、千原英喜氏と大阪コレギウム・ムジクムのコンビが、東京と大阪で公演を行います。
大阪コレギウム・ムジクム創立40周年記念にあたり、「千原英喜と宮沢賢治~その魅力の音世界~」と題して、5月24日(日)に東京・浜離宮朝日ホールで、6月28日(日)に大阪・いずみホールで、それぞれコンサートが行われます。
当日は音楽だけでなく、照明と演出が付いた「シアターピース舞台作品」として演じられるのだということです。また演奏に先立って、作曲の千原英喜氏と、大阪コレギウム・ムジクム主宰の当間修一氏のお二人による、「プレトーク」があるのも楽しみですね。
プログラムは、下記の4曲です。
種山ヶ原の夜の歌 ―異伝・原体剣舞連
文語詩稿<祭日>
混声合唱とチェロ、ピアノ、パーカッションのために児童・女声合唱組曲
ちゃんがちゃがうまこ混声合唱とピアノのための組曲
わたくしという現象は
「種山ヶ原の夜の歌」および「祭日」は、いずれも2007年大阪コレギウム・ムジクム委嘱作品です。
出演は、下記のとおり。
指揮・演出: 当間 修一
ピアノ: 木下 亜子
チェロ: 大木 愛一
打楽器: 高鍋 歩 奥田 有紀
笛: 礒田 純子
合唱: 大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団
大阪コレギウム・ムジクム合唱団
千原英喜氏による宮澤賢治作品のコンサートには、2007年9月、10月、2010年12月、2014年7月にも行ったのですが、いずれも印象に残る素晴らしい体験となりました。
賢治ファンには、お勧めのコンサートだと思います。
【参考】
ちなみに下記は、これまでに私が VOCALOID で演奏してみた千原英喜作品(の真似事)です。
・「雨ニモマケズ」
・「ちゃんがちゃがうまこ」
・「宮沢賢治の最後の手紙」
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