「第3回イーハトーブ・プロジェクトin京都」終了

 震災から1年が経ちました。
 ご報告が遅くなってしまいましたが、1週間前の3月4日に、「第3回イーハトーブ・プロジェクトin京都」が無事終了しました。
 当日この催しにご参加いただいた方は、91名でした。会場の京都府庁旧本館正庁には、出演者や裏方も含めて定員100名を1名たりともオーバーしてはいけないとの定めがあり、当日に直接会場にお越しいただいても、お断りするしかないという事態にもなってしまいました。ご迷惑をおかけした皆様には、心よりお詫び申し上げます。

 当日のプログラムは、下記でした。

1.私家版宮澤賢治幻想旅行記・抄 構成・出演: 竹崎利信
2. 宮沢賢治 ー人と思想(その1)ー      小講演: 浜垣誠司
3.なめとこ山の熊            かたり:竹崎利信 音楽:友枝良平

 竹崎利信さんの「演技」と「かたり」は、ここで言葉でご説明することもできないほど、感動的なものでした。「なめとこ山の熊」では、友枝良平さんの奏でる天上的な揚琴の音ともあいまって、ラストではまさに

・・・まるで氷の玉のやうな月がそらにかかってゐた。雪は青白く明るく水は燐光をあげた。すばるや参の星が緑や橙にちらちらして呼吸をするやうに見えた。

という情景に吸い込まれるようでした。

「第3回イーハトーブ・プロジェクトin京都」から「なめとこ山の熊」

 この日の竹崎さんの公演は、またネット上で何らかの形で直接聴けるようになることを期待しつつ、ここではブログを二つ紹介させていただきます。
 一つは竹崎さんご自身によるもの、もう一つは当日はるばる愛知県からお越しいただいた、signaless さんによるものです。

 義援金も含めた会計報告は、あらためて記事にいたします。また、当日私がお話した、賢治の感性と震災直後の私たちというようなことも、整理して記事にしたいと思い、今書いているところです。

 もうしばらくお待ち下さい。