遅くなりましたが、先月の4日に行った「第2回イーハトーブ・プロジェクトin京都」の会計報告を申し上げます。
台風による雨が続いていたにもかかわらず、ご参加下さった方はちょうど90名でした。はるばる宮城県や北海道からお越しいただいた方もありました。あらためまして、厚く御礼申し上げます。
参加費としてお一人2000円ずつをいただきましたが、さらに会場にて募金をいただいた方もありました。総収入から必要経費を差し引きまして、結局 16万0815円 を、「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」が行っている「イーハトーブ復興支援義援金」に、本日寄付する手続きをして参りました。
ご協力いただきまして、本当にありがとうございました。
下は、当日の写真から・・・。
開演前
童話「ひかりの素足」朗読と読経
能「光の素足」後場のはじまり
対談
「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」は、上記の「イーハトーブ復興支援義援金」によって、地震・津波で甚大な被害を被った地域の学校図書館などに本を届ける活動を行うということです。次世代の子どもたちの力になればと、願います。
震災からは半年あまりがたちましたが、被災地の復興はまだ端緒についたところです。原発事故の出口は全く見えないばかりか、私たちは国として原発を廃止しようというスタートラインにさえ、まだ立てていません。
考えていると、苦しいこともいろいろ出てきますが、きっと賢治だったら、悲観に沈んだままではいないでしょう。
「いづれ、明暗は交替し、新らしいいゝ歳も来ませうから、農業全体に巨きな希望を載せて、次の仕度にかかりませう。」(大正15年「羅須地人協会集会案内」より)
私どもも、ぼちぼちまた「次の仕度」にかかろうと思います。
「イーハトーブ復興支援義援金」シンボルマーク
NakashoNobuo
浜垣さま。会計報告ご苦労さまでした。
いずれ明暗は交替し、新しい良い年も来るでしょう。
いささか楽観にすぎる気もいたしますが、
楽観も時に必要かと思います。
私たちは、現状を認識しつつ、しかし希望を持って、進んでまいりましょう。
hamagaki
お忙しいところ、書き込みありがとうございます。
はい、「現状を認識しつつ、しかし希望を持って」、進みましょう。
佐藤竜一
浜垣さん、こんにちは。先日は宮澤賢治センター通信に寄稿していただき、どうもありがとうございます。プロジェクト、無事に終了してよかったですね。被災地(陸前高田)出身者として、お礼申し上げます。
私は大阪からやってきた友人のジャーナリストふたりと7月16日に陸前高田を取材しましたが、そのもようはウエブでも読むことができます(新聞うずみ火、http://uzumibi.com/)。よかったらお読みください。今後ともどうぞよろしくお願いします。
hamagaki
佐藤竜一さま、先日の花巻ではお目にかかることができ、お話もさせていただきまして、ありがとうございました。
「新聞うずみ火」の陸前高田の記事、拝読させていただきました。
つらい気持ちをおして、生まれ育った町に入り、その変わり果てた姿を目にされた時の気持ちは、いかばかりだったかと拝察します。
私も11年前に陸前高田を訪ねたことがあります。「動く七夕祭り」というのを少しだけ見て、また高田高校の校庭にある賢治の「まづもろともにかゞやく宇宙の微塵となりて無方の空にちらばらう」という碑も見ました。
高田高校が何とか復活することを、陸前高田の町がまた明るく輝くことを、心からお祈りしています。
来年の前半までには、個人的にもまた陸前高田を訪ねたいと思っています。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。