OSをWindows7にしてから、これまで愛用していた外部MIDI音源が使えなくなって、パソコンできちんとした楽器の音が出せなくなっていました。
そこで「ソフト音源」というのを使ってみようと思い、このたびまず買ったのが「ベーゼンドルファー・インペリアル」という、私の憧れのピアノからサンプリングしたという音源でした。現代のコンサートピアノと言えばスタインウェイが名実ともにナンバー・ワンですが、ウィーン生まれのベーゼンドルファーの響きを愛するピアニストも多く、フリードリヒ・グルダなどはその代表格です。
私自身はまだぜんぜん使いこなすには至っていませんが、「習作」として、たけうちゆみえさんの編曲によるピアノ版「星めぐりの歌」の演奏ファイルを作成してみました。まだこんな演奏では「楽器が泣く」と言われそうです。ただ、その「余韻」の豊かさは、やはり独特だと思います。
♪たけうちゆみえ編曲「星めぐりの歌」(MP3: 2.55MB)
ゆき
3回聴くと、深く息しながら眠くなってしまうような
素敵な音色ですね。(いや、眠ってしまいます…)
弦の響きを、からだいっぱいに受けながら
ずっと聴きたくもなりました。
(それは、かなりの贅沢)
ゴーシュのセロの音に、夜な夜な集まってきた
動物達の気持ちがわかります。
signaless
お洒落なジャズバーでしっとりと・・・?
「星めぐりの歌」がこんなアレンジになるなんて驚きです。じつにここちよく素敵です(賢治さんもびっくりでしょう)。
hamagaki
>ゆき 様
なんと、3回もお聴きいただいてありがとうございます。
このベーゼンドルファーというピアノは、強靱で格調高く派手なスタインウェイの音色に比べると、やや暖かく優しいのが特徴のようです。
弦の響きに関しては、本文にも書いたように余韻が豊かで、「ソフト音源」の制作元によれば、このようなソフトとして初めて「ペダルを踏んだ状態」で弦が共鳴している音も録音して、調整してあるのだそうです。
もっと使いこなしていい演奏ができるように、今後も精進してまいります。
>signaless 様
いつもありがとうございます。
はい、ちょっと面白いジャズ風の編曲ですね。まだ私は、十分にお洒落に楽譜を表現しきれていませんが・・・。
この編曲には、賢治さんもびっくりでしょう。でも去年は、『宮澤賢治、ジャズに出会う』(白水社)なんていう本も出たことですしね(笑)。