花巻空港イメージソング

  • 内容分類: 雑記

 今月上旬に、いわて花巻空港に新ターミナルビルがオープンしたそうですが、去る4月20日には、知る人ぞ知る「花巻空港のイメージソング」=「緑の町に舞い降りて(松任谷由実)」のレリーフが、そのターミナルビルの2階に完成したそうです。除幕式には、何と松任谷由実さん本人も出席して、花巻南高校合唱部による「緑の町に舞い降りて」が披露されたということです。(「みんなの空港新聞」の記事参照)

 松任谷由実さんによれば、この曲は「1975年に盛岡のコンサートで空港に降り立った時、その風景があまりに美しく、すらすらと作れた記憶がある」とのこと。二番の歌詞に出てくる「銀河の童話」は、もちろん賢治のあれでしょうね。

私自身、賢治に多大な影響を受けている。私も賢治が見た「光」を、5月の花巻に見つけたと思う。(松任谷由実)

ということです。「セロファンのような午後の太陽」というところが、ちょっと賢治的かな。

 私も、輝く5月にはその花巻空港に舞い降りる予定で、レリーフを見るのが楽しみです。下は、初音ミクさんに歌ってもらった「緑の町に舞い降りて」。


(松任谷由実 作詞・作曲 / 源田俊一郎 編曲 / 歌:初音ミク)
ピアノ伴奏および歌詞は、カワイ出版『女声合唱のためのアンコール名曲集』より

輝く五月の草原を
さざ波はるかに渡ってゆく
飛行機の影と雲の影
山すそかけおりる
着陸ま近のイヤホーンが
お天気知らせるささやき
MORIOKAというその響きが
ロシア語みたいだった

三つ編みの髪をほどいてごらん
タラップの風が肩にあつまる
もしも もしもこの季節
たずね来ればきっとわかるはず
あなたが気になりだしてから
世界が息づいてる

銀河の童話を読みかけて
まどろみ 心ははばたく
あてもなく歩くこの町も
去る日は涙がでるわ

セロファンのような午後の太陽
綾とる川面をゆっくり越えて
いつか いつかこの季節
たずね来ればきっとわかるはず
誰かが気になりだしてから
世界が息づいてる
新しい笑顔お土産に誰かのもとへ帰る