追悼 入沢康夫先生

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 一昨日に訃報をお聞きして、今も悲しい気持ちでいっぱいです。私のような者にも、優しく様々なご教示や励ましの言葉をかけて下さる方でした。
 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、たしか初代代表理事だった入沢さんの提案で、お互いに「〇〇先生」と呼ぶことはやめましょうというマナーができて、これは現在も受け継がれているのですが、入沢さんは私にとっては、本当に心から尊敬する「先生」でした。
 ご冥福をお祈りしつつ、恐縮ながら先生の『アルボラーダ』所収「擬川柳・笹長根」から、最後の句を引用させていただきます。

 

   照明
電球はなくとも 光 世に満つる        複霊

 

入沢康夫さん(2015年6月宮沢賢治研究会)
宮沢賢治研究会第281回例会(2015年6月6日)にて