4月7日の「宮沢賢治研究会」での発表「宮沢賢治の他界観―その非仏教的側面と現代的意義」まで1週間を切り、スライドと配付資料の準備に追われているところです。新たなブログ記事を書く時間もありませんので、本日はそのスライドの中の1枚、「トシ追悼過程における他界観の軌跡」を、GIFアニメーションにしてご紹介します。
1922年11月から1924年7月までの期間の、トシのことを扱っていると推測される17の口語詩を、その背景に想定される他界観に従って、分類・配置してみたものです。
賢治がイメージしていたトシの行方は、仏教的な「超越他界観」から始まって、まもなく非仏教的な「山上他界観」や「海上他界観」を行きつ戻りつするようになり、最終的には「隣接他界観」に至る、という軌跡になっているのではないのかというのが、私の論旨の一つです。
春日康子
はじめまして。今日の研究会に参加してご発表を聴いておりました。懇親会に行ける方々を羨ましく思いせめて先生のブログを、、とみましたら、あの図が動いているのを見て、嬉しくてついコメントを入れてしまいました。
今後もブログの更新楽しみにしています!
hamagaki
春日康子さま、こんにちは。
昨日は発表をお聞きいただきまして、ありがとうございました。
懇親会にご一緒できなくて残念でしたが、渋谷のあたりでにぎやかに楽しく、様々な方々からお話をお聞きすることができて、とても有益なひと時でした。
ふだんは離れた場所に住んでいますもので、こんな大勢の賢治ファンの皆さんとお話ができる機会もないのですが、仲間がいるというのは、本当に素晴らしいことですね。
また今後とも、よろしくお願い申し上げます。