昨夜帰宅したら、「こんにゃく座」から公演の案内が届いていました。こんど来年の2月~3月に、2010年に初演された「想稿・銀河鉄道の夜」が、新演出で再演されるということで、前回は見られなかった私としては、とても楽しみです。
公演予定は下記のとおりで、嬉しいことに京都でもやっていただけます。
2月3日(金)・4日(土)・5日(日) 世田谷パブリックシアター
3月9日(木) 京都府立文化芸術会館
3月11日(土) 広島市東区民文化センター・ホール
3月18日(土)・19日(日) 長野市芸術館 アクトスペース
3月22日(水) 名古屋市芸術創造センター
チケット予約方法等は、こんにゃく座の「公演情報」のページを、ご参照下さい。
ゆき
ご紹介ありがとうございました。
昨夜の京都公演、平日の夜でしたが、寒さや風邪の不調にも負けず、足を運んでみて本当に良かったです。
舞台は観客を巻き込んだ生きものですね。愉しかったです。満席の中、何人かいたお子さんたちも、私や大人たちと一緒に、目を丸くさせたり、動きや軽妙な台詞を楽しんだり、アンモナイト頭や漫才にクスクス笑ったり、歌声の美しさに聞き惚れたりしたことでしょう。そしてすぐそこにある「死」を感じる。
学生の頃、「食う」ために「生きる」のか、「生きる」ために「食う」のかと、卒論の冒頭に書きましたが、帰る道中、「食う」ことは「生きる」ことであると思い至りました。
(職場から直行し、公演中も帰り道もずっと空腹だったせいか、食べる場面がとても印象に残って…(笑))
そして何よりも、私の死生観にはなかったラスト!死者を「見送る」とはいうけれど、なかなかこんな風に思ったことがありません。
愛別離苦、この悲しみをこんな最後の台詞に響かせる。このことを何度も何度も思い返しているうち、バスの吊り輪につかまり揺られながら、私の顔面マスクの中は大洪水になってしまいました。(拭うに拭えず大変!)
電車の座席に倒れこんだら頃には、もう、ぐったり。
でも一息つくと、こんにゃく座の公演があれば、また見てみたいとホームページをチェックしてました。(明日の広島行きの新幹線の時刻も見てみたり。)
次はどんな公演があるのでしょうね。楽しみです。
hamagaki
ゆきさん、コメントをありがとうございます。
昨夜は、「想稿・銀河鉄道の夜」にいらっしゃっていたのですね。私も、心から楽しんできました。
ピアノ、クラリネット、チェロという3人だけの演奏なのに、役者さんたちと一緒に躍動して、素晴らしい音楽でしたね。
「死生観」に関しては、最後の方に「宮沢先生」が出てきて、「人は死んでも、いなくなるのではない」というようなことを話されたのが、この間私がトシの死をめぐって考えていたことともどこか通ずるようで、一人感じ入っていました。
「こんにゃく座」は、もう30年も前に「セロ弾きのゴーシュ」を見て以来、いくつかの舞台を拝見してきましたが、私は本当に大好きです。
「オペラ」などという、日本人にとっては嵩高くて小難しいものを、こんなにみずみずしく演じて、新たな境地を切り拓きつづけているというのは、素晴らしいことだと思います。