昨日は、夕方に帰宅すると、花巻でお世話になった方々にたくさんメールやはがきを書いたり、ブログの過去記事中で表現が不適切とご指摘いただいたところを訂正したりしていて、気がつくと日付が変わっていましたので、花巻3日目のご報告もアップできませんでした。
で、今晩になって遅ればせながら・・・。
23日の午前中は、イーハトーブ館で「研究発表」があるのですが、まずどうしても花巻を発つ前に寄っておきたい場所があったので、朝は先にそちらに向かいました。
それは、花巻駅の近くにある「妙円寺」という浄土真宗のお寺で、じつは21日の日中にイーハトーブ館の書籍コーナーでたまたま本を手にとっていましたら、私がまだ見たことのない賢治関連石碑の写真を、見つけてしまったのです。
この朝に何はともあれ行ってみると、妙円寺にある碑は、右のようなものでした。
説明文によれば、このお寺の住職の釈正文さんが、還暦を機に京都の大谷大学大学院に入学した際に、宮澤清六さんからお祝いに、「求道すでにみちである」という賢治の「農民芸術概論綱要」の言葉を書いた色紙を、贈られたのだそうです。この石碑は、その清六さんの筆跡を刻んだものだということです。
碑石も美しく、清六さんの筆蹟も趣にあふれ、立派な碑でした。
詳細についてはまたいずれ、「石碑の部屋」にページを設けて掲載したいと思います。
妙円寺を後にすると、こんどはイーハトーブ館の「研究発表」を見学に行きました。
開始からかなり遅れてしまい、特にB会場はすでに超満員で、後ろに立ち見の人もたくさん並んでいました。
下の写真はA会場の1階ホール、
こちらの写真はB会場の2階講義室です。
上の、「詩「雨ニモマケズ」を「十界論」より見た一考察」(姉歯武司氏)以外の発表を、落ち着いてちゃんと聴く時間がなかったのが残念でしたが、飛行機の時間もありましたので、終了前にイーハトーブ館を後にしました。
花巻空港に着くと、9月23日は全国的に「空の日」ということで、軽飛行機のアクロバット飛行などをやっていて、家族連れの人々も大勢見に来ていました。
昼すぎの飛行機で花巻を発ち、伊丹空港に降りると、熱気とともに暑い陽差しが照りつけていました。
今回は2泊3日の花巻でしたが、これまでで一番たくさんの人と会ったり、お話をしたり、という旅でした。
ところで下の箱は、懇親会の際にいただいた、SUN-MAID のレーズンです。
中野さん、どうもありがとうございました。
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