アマチュアギター奏者のTさんが、ギター演奏による「星めぐりの歌」を送って下さいました。Tさんのお許しを得て、下記にその演奏をアップさせてだきます。
公開にあたって、奏者から何か一言ありませんか、とTさんにお願いしたところ、下記のような「ギターからの一言」が届きましたので、あわせてご紹介します。
この歌は詩と旋律のアクセントが整然としていて、「さそりーつばさーこいぬーとぐろーうたいーおとす」といった終止の部分がギターで弾いていると、とても心地よいのです。
素朴でありながら無限の広がりをみせる賢治の歌詞をはなれて、楽器だけの演奏でもその雰囲気が保たれているのは、この歌が言葉的、旋律的であるからだろうと思います。
また民謡音階がベースにあるのでおのずと親しみを感じるのではないでしょうか。
ベストセラーとなってもてはやされる曲ではありませんが、息長く名曲のひとつであることはまちがいありません。編曲ではその辺を特に意識しました。
これはじっくりと一人で聴く感じの、大人の曲ですね。
風童
「終止の部分」のギターが共鳴する音の余韻が心地よいです。私にはその余韻が、星を見上げるまなざしであったり、自分の内に向かう流れだったりします。ありがとうございました。
hamagaki
風童さま、コメントをありがとうございます。
ほんとうに、最後のハーモニクスによる余韻が素敵ですね。
私は、曲の冒頭に出てくるハーモニクスも、天空の世界へのいざないのように感じる、と演奏者様に感想を述べさせていただいていました。