「星めぐりの歌」を訪ねて

 昨日は昼食もたくさん食べていた上に、夕食は盛岡駅前の「小岩井リグレ」で、ジンギスカンとオムライスを食べてビールを飲んだので、おなかいっぱいになって早めに寝たのです。

 それで今日は朝も寝坊して、朝食は軽くとった後、田沢湖線で小岩井駅に寄り(岩手山は雲で見えません)、再び東北線で花巻を経由して、釜石線で宮守駅へ向かいました。
 宮守では、「みやもりホール」が目的地でした。駅から20分ほど歩いてこのホールに着くと、5月にここで見た沢里武治さんの出演ビデオの行方を尋ねました。今回はビデオモニターの電源も入っていなかったので、受付の職員の方に質問してみると、今はテープの調子が悪いので、ダビングや編集のために、外へ出しているということだったのです。

 そこで私がいかにも残念そうな顔をしたからかもしれませんが、スタッフの方は展示室にあったビデオテープを取り出して、ホールにあるビデオデッキに入れてみてくれました。するとこちらのビデオデッキでは、きちんと映像が再現されたのです。
 それはかなり雑音が多いものでしたが、私は、沢里武治さん直々の演奏による「星めぐりの歌」を、ICレコーダに録音することができました。

 これがあれば、沢里武治さんが実際に「星めぐりの歌」をどのように歌っておられたのかがわかります。そしてこれが、『【新】校本全集』の歌曲の校訂に関してどのような示唆をしてくれるのかということに関しては、いずれ私見を述べたいと思います。

 その後、午後3時頃に花巻に着き、マルカンデパートで軽食をとってイーハトーブ館に寄った後、賢治詩碑の広場に行きました。
 その広場には誰もいませんでしたが、どこかから笛の音が聞こえてくるので「神楽」の稽古か何かかと思っていたところ、結局それは近くの桜町公園に準備された、盆踊り会場のお囃子でした(下写真)。

桜町盆踊り

 その後、歩いて市役所の前まで行って、午後7時に市内に流れる「星めぐりの歌」の録音を試み、これは何とか成功したと思います。これらの音楽に関しては、またあらためて整理してご報告いたします。

 夕食は、双葉町の居酒屋「早池峰」に行きました。一昨年も食べた「サンマの刺身」はお目当てで、あと、白金豚の冷しゃぶやカツオのタタキもいただきました。大将がサービスで出してくれた枝付きの「枝豆」も、最高でした。

早池峰「サンマの刺身」など