「ヒデリ」論争の報道

 「Kenji Review 344号」に報じられていたり、「イーハトーブセンター掲示板」にも書かれているように、9月23日付け朝日新聞に、「ヒデリ?ヒドリ? 宮沢賢治「雨ニモマケズ」論争再び」という記事が掲載されました。
 この記事を受けて、その話題に触れているブログもいくつかあります。ブログAブログBブログCブログDブログEブログF、など。

 多くの反応は、それなりに面白がっていたり、「なんでこんなことを論争しているのかわからない」というものだったりします。

 さて、いろんな説を主張する人が存在すること自体は当然ですし、私もこのブログであれこれ変なことを書いているので他人のことは言えませんが(笑)、問題は、現在も学界において実質的な「論争」が継続しているかのような誤解を与える報道のされ方ですね。
 記者の「見識」というか、適切な情報を集めて客観的に情勢を判断する能力、というものの問題です。それが新聞記者にないのならば、何も新聞など購読せずにネットだけ見ておればよいことになりますね。