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「川と銀行…」詩碑
1.テキスト
川と銀行
木のみどり
町はしづかに
たそがるる
賢治
2.出典
「岩手公園(定稿)」(『文語詩稿 一百篇』)より
3.建立/除幕日
1993年(平成5年)11月建立
4.所在地
盛岡市内丸 盛岡市役所裏 「詩歌の散歩道」
5.碑について
「与ノ字橋」から「中ノ橋」のあいだの中津川西岸に沿って遊歩道があり、ここにうっかりすると見すごしそうな、ささやかな石碑があります。
この碑の詩句「川と銀行…」は、文語詩「岩手公園」からの引用ですが、その作品全文は、近くの岩手公園にある「岩手公園」詩碑で見ることができます。
登場する「銀行」とは、川べりに建つ旧盛岡銀行(現岩手銀行中ノ橋支店)のことです。賢治が見たままのレンガづくりの瀟洒な建物が、国の有形文化財に指定されて、今も使われています。
岩手銀行 中ノ橋支店