「絶筆短歌」歌碑

1.テキスト

病(いたつき)のゆゑにもくちん
         いのちなり
 みのり
    に棄てば
      うれしからまし

2.出典

「絶筆短歌」

3.建立/除幕日

1955年(昭和30年)8月6日 建立/除幕

4.所在地

千葉県東金市荒生 小倉家墓地内

5.碑について

 JR東金駅の東よりから、「県道片貝線」を九十九里浜の方へ向かって5kmほど行ったあたり、「大沼入口」というバス停付近から少し右手に入った林のなかにあります。

 小さいけれど、深いおもむきのある碑です。

 この碑を建てられた 小倉 豊文 氏は、もと広島大学教授の賢治研究家で、『宮沢賢治「雨ニモマケズ手帳」研究』(筑摩書房)という詳細・克明な著書があります。