妙円寺の「農民芸術概論綱要」碑をアップ

 あけましておめでとうございます。本年も、どうかよろしくお願い申し上げます。
 今年最初の更新として、「石碑の部屋」に花巻市・妙円寺の「農民芸術概論綱要」碑をアップしました。この碑は、妙円寺のご住職の平和への熱い思いが込められたもので、「兵戈無用 平和の礎」と題され、賢治の「世界がぜんたい幸福になららいうちは 個人の幸福はあり得ない」が刻まれています。8年前の2010年に建立されていたものですが、最近情報をお聞きして、去る12月23日に見学してきました。

 碑のページにも書きましたが、この妙円寺というお寺は、花巻駅から徒歩で10分もかからないところにあって、境内ではアンネ・フランクの形見として彼女の父親から贈られた「アンネのバラ」や、広島の原爆で焼けた「被爆アオギリ二世」、長崎で被爆した「平和のクスの木」、沖縄のひめゆり学園の校門の並木として植えられていた「相思樹」などを見ることができ、さらに賢治の碑が2つもあるというスポットです。
 花巻駅で少し時間に余裕がある時などに、ちょっと足を延ばしてみられてはいかがでしょうか。

妙円寺「農民芸術概論綱要」碑