司修展「賢治の遊園地」

 京都市中京区の画廊「ギャラリーヒルゲート」にて、7月26日(火)から8月7日(日)まで、司修氏の絵画展「賢治の遊園地」が開かれます。

司修展「賢治の遊園地」

 上のチラシに載せられている絵の、左上は「雁の童子」、右下は「イギリス海岸でドビュッシーを聴く宮澤とし子」と題されています。後者の「ドビュッシー」とは、前奏曲集第1巻の「沈める寺」でしょうか。

 以下、ギャラリーヒルゲートのチラシに記された紹介文より、引用させていただきます。

 8月27日は宮沢賢治の生誕120年。1994年以来ほぼ毎年のように開催してきた個展で、先生は賢治に関わる作品を数多く発表して下さいました。『セロ弾きのゴーシュ』『雪渡り』『雁の童子』『グスコーブドリの伝記』『注文の多い料理店』『銀河鉄道の夜』等の絵本原画の他、賢治のイメージから発した絵画の数々。それら、水彩・パステル・木版・リトグラフ・CG……と多彩な技法を駆使して表現された作品は「賢治の世界」であるとともに「司修の世界」でもあります。
 小説『イーハトーヴォ幻想』、詩画集『賢治の手帳』等も著され、画家、装幀家、作家、評論家と自由な表現者としての活動をつづけてこられた司修先生の世界に賢治の世界は不可分に重なっているように感じられます。

 ギャラリーヒルゲートの場所は、下記です。

 期間中、7月30日(土)の18:30~20:00には、「いま考えていること」と題して、司修さんの講演もあるということです。

 4年前に同じく「ギャラリーヒルゲート」で、「宮沢賢治の世界」展が開催された時も見に行きましたが、今回も期間中のいつか、拝見しに行きたいと思っています。