花巻でお世話になっている方が、りんごと一緒に「まるめろ」を送ってくださいました。
この一つの実を机の上に置いておくだけで、家じゅうが爽やかな甘い香りでいっぱいになります。
蛇紋山地に篝をかかげ
ひのきの髪をうちゆすり
まるめろの匂のそらに
あたらしい星雲を燃せ
dah-dah-sko-dah-dah
(「原体剣舞連」)栗の梢のモザイツクと
鉄葉細工(ぶりきざいく)のやなぎの葉
水のそばでは堅い黄いろなまるめろが
枝も裂けるまで実つてゐる
(「火薬と紙幣」)けさはじつにはじめての凛々しい氷霧だつたから
みんなはまるめろやなにかまで出して歓迎した
(「イーハトブの氷霧」)青じろいそばの花から
蜂が終りの蜜を運べば
まるめろの香とめぐるい風に
江釣子森の脚から半里
雨つぶ落ちる萓野の岸で
上鍋倉の年よりたちが
けさ集って待ってゐる
(「秋」)
雲
初めて、見ました。
「あるんだ。」
「あるよ。」と、にらまれそう。
ドラマの「HERO」みたい。
「マルメロジャムをひとすくい」田渕由美子・著の少女マンガが、子どもの頃、好きだったんです。
でも、マルメロが造語だと思っていました。
他に、目にすることも、聞くこともない言葉だったのです。
HAMAGAKIさん、すご~い。
いい香りが、漂ってきそうで、楽しい~。
バッテリー
まるめろはかりんの一種として歌の題材として
かなり使えますね^^
それにしてもまるめろっていい香りがするんですね~
食べるとおいしいのかな?
hamagaki
バッテリー様、コメントありがとうございました。
少し前にコメントをいただきながら、なぜかスパムフィルタに引っかかってしまっていたために、これまでちゃんと表示されていませんでした。本当に失礼いたしました。
さて、「まるめろ」は、今回私もはじめて実物を手にしたところで、恥ずかしながらまだ食べたことはありません。Wikipedia によると、「果実は芳香があるが強い酸味があり、硬い繊維質と石細胞のため生食はできないが、カリン酒とほぼ同じ分量で果実酒が作れる」ということです。また、ゼリーや砂糖漬け、ジャムなどにもして食べるということで、「マーマレード」の語源がこのマルメロであるという説も、目にしました。
結局のところ、「生食」には適さないわけですね。
しかし、その香りは、ほんとうに素晴らしいものでした。
この写真から、匂いもお届けできればよいのですが・・・。
雲
「まるめろ」の匂いが、届くと、うれしいですわ。