賢治祭で「花巻ユネスコ・ペ・セルクル」が歌っていた鈴木輝昭の「童声合唱とピアノのための イーハトーヴ組曲」
が気に入って、先日からCDを買って聴いていたところ、昨日は楽譜を見つけたので、思わず買ってきました。
これは全体としては無調で書かれた幻想的な合唱曲なのですが、ところどころに美しい調性音楽が現われます。
賢治祭で歌われていたのもそのような一節で、終曲「ポラーノの広場」の最後の部分です。
今日は仕事が休みだったので、お昼からこの部分を MIDI に作成してみました。とりあえずの結果は、こちらからお聴きいただくことができます。
この箇所の前には、「つめくさの花の咲く晩に」の歌詞に作曲されたエキゾチックな響きの部分があり、ピアノの間奏に導かれて、この
「ポラーノの広場のうた」がはじまります。最後の、「はえある世界を ともにつくらん」は、二度繰り返されて終わります。
賢治が歌っていた讃美歌の旋律ももちろん魅力的なのですが、
林光さんや鈴木輝昭さんのような現代一流の作曲家が賢治の詩を音楽化してくれるというのも、素敵にありがたいことです。
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