〔四信五行に身をまもり〕

   

   〔冒頭原稿なし〕

   四信五行に身をまもり

   次なるぼく輩百姓技師は

   すでに烈しくやられて居り

   最后の女先生は

   ショールをもって濾してゐる

   さても向ふの電車のみちや

   部落のひばのしげりのなかに

   黄の灯がついて

   南の黒い地平線から

   巨きな雲がじつに旺んに奔騰するといふ景況である