一〇七八

     〔金策も尽きはてたいまごろ〕

                       六、三〇、

   

   金策も尽きはてたいまごろ

   まばゆい巻層雲に

   銀いろに立ち消えて行くまちのけむり

   

 


次の草稿形態へ→