三七四

                  一九二五、八、一一、

   

   谷の上が(以下不明)

   わたくしはしばらくこの(一字不明)らな(約二字不明)

   水の音から洗はれながら

   寒水石の盤にねむらう

   盤といふよりむしろ一つの卓である

   残りの月が上った空に(約三字不明)ゐる

   西の(数文字不明)て夢(以下不明)

 

 


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