三三七

     鎔岩流

                  一九二五、五、一一、

   

   かげらふが鎔岩いちめん沸いてゐる

   いたゞきの雪もぐらぐら煮えてるやうだ

   白樺の木のゆれるのは

   (以下空白)

 

 


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