ひかりの澱

   三角ばたけのうしろ

   かれ草層の上で

   わたくしの見ましたのは

   顔いつぱいに赤い点うち

   硝子様(やう)鋼青のことばをつかつて

   しきりに歪み合ひながら

   何か相談をやつてゐた

   三人の妖女たちです

 

 


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(宮澤家本では削除)