〔二川こゝにて会したり〕
(二川こゝにて会したり)
(いな、和賀の川水(みづ)雪代ふ
夏油(ゲタウ)のそれの十なれば
その川ここに入ると云へ)
藍と雪とのうすけぶり
つらなる尾根のかなたより
夏油(ゲタウ)の川は巌截りて
ましろき波をながしきぬ
←前の草稿形態へ