瘠せて青めるなが頬は

   九月の雨に聖くして

   一すじ遠きこのみちを

   草穂のけぶりはてもなし

 

   羊も群れず玉蜀黍つけし

   車も行かず この原に

   みちは一すじ遠くして

   草穂のけふりはてもなし

 

 


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