藤原に

                      一九二八、一二、

   

   わが胸はいまや蝕み

   わがのんど熱く燃えたり

   

   おとづれてきみはあれども

   あゝきみもさかなの歯して

   青々と

   うちもわらふ

         ひとりなり

 

 


次の草稿形態へ→