こんなにも切なく
青じろく燃えるからだを
巨きな鉄槌でこもごも叩き
練えるといってゐる誰かゞある
たしかに二人巨きなやつらで
かたちは見えないけれども
それでもたしかにわたしの耳に
それでもたしかに……
(カナリヤの雲)
(モシャさんあなたでないの?)
返事がなく
ぼろんと一音ハープが鳴る
次の草稿形態へ→