一〇二四

     ローマンス

                       四、二、

   

   そらがまるっきりばらいろで

   そこに一本若いりんごの木が立ってゐる

   

      Keolg
       Kol.  おやふくらふがないてるぞ

   

   山の上の電燈から

   市街の寒天質(アガーチナアス)な照明まで

   

      Keolg
       Kol.  わるいのでせうか

   

    黒いマントの中に二人は

    青い暈環を感じ

    少年の唇はセルリーの香

    少女の頬はつめくさの花

   

      Keolg  ぼく永久に
       Kohl.   あなたへ忠節をちかひます