ローマンス
四、二、
そらがまるっきりばらいろで
そこに一本若いりんごの木が立ってゐる
Keolg Kol. おやふくらふがないてるぞ
山の上の電燈から
市街の寒天質(アガーチナアス)な照明まで
Keolg Kol. わるいのでせうか
黒いマントの中に二人は
青い暈環を感じ
少年の唇はセルリーの香
少女の頬はつめくさの花
Keolg ぼく永久に Kohl. あなたへ忠節をちかひます