……鳥はコバルト山に翔け……

 

   樹のいちいちの心からは

 

   ことしの夏の若えだが

 

   あをあをとして風に描かれる

 

     ……鳥はあっちでもこっちでも

 

       朝のピッコロを吹いてゐる……

 

 


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