〔土をも堀らん汗もせん〕

   

   土をも堀らん汗もせん

   まれには時に食まざらん

   さあれわれらはわれらなり

   ながともがらといと遠し

   

   にくみいかりしこのことば

   いくそたびきゝいまもきゝ

   やがてはさのみたゞさのみ

   わが生き得んと

   うしなへるこゝろと

   くらきいたつきの

   さなかにわれもうなづきなんや

   

 


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