村道
朝日かゞやく水仙を、 になひてくるは詮之助、
あたまひかりて過ぎ行くは、 枝を杖つく村老ヤコブ。
影と並木のだんだらを、 犬レオナルド足織れば、
売り酒のみて熊之進、 赤眼に店をばあくるなり。
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