最近、新潮文庫から出た『宮沢賢治万華鏡』という本は、これまでよく知られてきた童話や詩からは焦点をはずして、賢治の絵や、歌曲や、花壇設計図や、作品メモや下書きや、書簡などで構成された、いっぷう変わった一冊です。
それぞれの作品が、きらきら光る小片のようで、またそれらが集まって不思議な世界を成しているさまは、まさに「万華鏡」をのぞいているみたいです。編者の 天沢 退二郎 氏も、きっと心を躍らせながら、この本を編んだのだと思います。
個々の作品は、これまで「全集」のあちこちの隅っこに散らばっていたものですが、それを巧みに集めた本が文庫で手に入るというのは、ほんとに便利になりました。
今日は、2万アクセス記念品をすこし準備していました。やはり連休までかかりそうです。
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